F4ジュニア誕生①


~Tsukushi~

滋さんの思惑通り、T4そろってご懐妊…
マスコミも『F4ジュニア誕生か!』と騒ぎ立てるし…

先日、滋さんのトコは男の子と判明
滋さんったらヨッシャ!!!って、すっごく大喜び
ちなみにあの鉄の女も大喜び
道明寺財閥の跡取りだもんね

そしてあたしは…
双子ちゃん
それも男の子と女の子の

妊娠を話した時、類、ものすごく喜んでくれて、今までもあたしにとっても優しいのに、それ以上に大事にしてくれて…
お父様・お母様も報告した次の日には、もうベビー用品を買ってきちゃってるし…

その後
男の子・女の子の双子って判明して、また一騒動…
この先産まれたら、どうなっちゃうんだろう…

優紀のとこと、桜子のとこはまだ解らない
優紀はもうそろそろ解る頃かな
桜子が

「2人とも男の子なんて…ものすごくプレッシャーがかかります」

って言ってたけど、
滋さんが

「あきら君、上手いから大丈夫よ!もちろん、優紀ちゃんのトコもね!」

って…そういう問題か?

「つくしのトコは女の子がつくしバージョンだね」

ゲゲッ!
そ、それって、F4ジュニアに振り回されるって事?

「あっ、つくしまだみんな男の子って決まった訳じゃないからね」

優紀がフォロー?してくれたけど、なんか心配…


~Rui~

「類…今日会社が終ったら大事な話があるんだけど…」

つくしが神妙な顔で言ってきた
結婚した後、俺は専務に昇格
つくしは、俺の第2秘書をしている

「今じゃダメなの?」
「うん…落ち着いて話をしたいから」
「解かった…」

つくしが部屋を出て行く

なに?
なんの話なの?

つくしのあの顔を見て、すっごく不安になった
ホントは仕事なんかしたくないけど、やらない訳にはいかない立場にいる…
秘書の鈴木を呼び出す

「今日、早く帰りたいからジャンジャン書類持ってきて」
「はぁ~…畏まりました」

早急に仕事を終え、つくしと車に乗り込んだ

「つくし、話ってなに?」
「ここじゃ…家に行ってから…」

運転手に速攻家に向かうように指示を出すと、そんな俺をまん丸の目でつくしが見ていた
家に着いてすぐ、またつくしに聞いた

「話してくれる?」
「え~と…し、食事してから…」

ず~と先延ばしにして…
そんなに俺に言いづらい事なの?

食事が終わり、お風呂に入って2人きりになると、ようやくつくしが口を開く

「類…話が…」

俺はムスッとしながら

「つくし、座れば」

俺の座っているソファーの横にちょこんと腰をかけた

「なんか類、すっごく怒ってるよね?」

そう言いながら俺を覗き込む
その仕草がとっても可愛くて、思わず抱き締めキスをした
真っ赤な顔をしながらつくしが俺の手を取り自分のお腹に持っていく

なに?
なにしてるの?

「あ、あのね…で、できたの///」
「なにが?」
「あ、あたし達の…あ、赤ちゃん///」
「エッ?」
「こ、ここにいる…」

つくしを思いっきり抱き締めた

「つくし…ありがと」
「い、いやだ、こっちこそ類ありがと///」

つくしにキスを落とし、お腹に手をあてる
まだ全然解かんないんだけど、ここに俺達の子供がいる…
不思議な感じ

「まだ全然解かんないよね」
「うん、でもすっごく嬉しい!ホントつくし、ありがと」

つくし、そして産まれてくる子供を今まで以上に大切にするよ