結局温泉街までは入れず、途中から歩いてるんだけど…
すっごい視線が…
きっとそれに気づいてるのは…
「ねぇ~つくし、私達すごく注目されてるよね…」
「うん…かなり」
「西門さん達、カッコいいし、滋さん達も…目立つよね…」
まぁ~なんていったってあの天下のF4だもんね
滋さんも桜子も容姿バッチリだし…
「優紀だって可愛いし、目立ってるよ!西門さんのお陰かな」
「なっ、つくしこそ」
「優紀ちゃん、なに離れて歩いてるの、一緒に歩こう」
「ええぇ、は、はい…」
つ~かなにあの2人!?
手なんか繋いじゃって
い、いつからそんな仲に…
「牧野、俺達も手つなご」
ヒャ~///
ま、周りのし、視線が痛いんですけど…
「つ~かお前らみんなで何いちゃついてんだよ!」
「美作さんには私と滋さんがいるじゃないですか、ねぇ~滋さん!」
「あきら君、両手に花で最高でしょ♪」
フフッ、美作さん大変そう
「ねぇ~牧野、人の事ばかりじゃなくて、たまには俺の事も気にしてくれない?」
ハッ!
「ご、ごめん…花沢類」
「ククッ、ごめんは、聞きあきたよ。ん!?あれ?あそこ…」
「なに?」
「多分、大河原が言ってたトコ」
「えっ?うわぁ~すっごい!!!花沢類、早く行こうよ!」
温泉が流れてて、湯の花が沢山!
足湯もある!
「ねぇ~花沢類、あそこの階段降りてみよ」
すっごくキレイ…
ライトアップされて、温泉の滝から湯気が上ってて…
「ねぇ~つくし、キレイだよね!写メ撮らない?」
「うん♪滋さんも桜子も来て!美作さん、写メお願い」
みんなで写メいっぱい撮って
もちろん花沢類と2ショットも///
よし!
今度は温泉まんじゅう♪
って、エッ!?
タダで配ってる…お茶まで飲めちゃうの?
もちろん貰うでしょ、タダなんだから♪
滋さんはホント食べきれるの?って程、タダで配ってたお店で買い込んでるけど…
「なぁ~お前らはまんじゅう食べたからいいけど、俺らはお腹空いたし、もうそろそろマンション帰ろうぜ」
「そうだ、類君パパが食事用意してくれるって言ってたよね!楽しみぃ~♪」
「滋、まだ食べんのかよ」
ホント滋さんって、あんなに食べても太らないから不思議だよ
「いいじゃん!早くマンションに帰ろう」
~Rui~
予定外で牧野と2人きりじゃなくなっちゃったけど、牧野が喜んでるから、まぁ~いいかな
でも今度はいつになるのか…
「花沢類、どうしたの?滋さん達、先に行っちゃったよ!早く車のトコ行こ」
首を傾げながら上目遣いで俺を見る
「あい」
ホント最近
牧野、仕草まで可愛くなっちゃって…
周りにいる男達が見てるよ、牧野の事
気がついてる…訳ないか
「牧野」
今度は手ではなく、牧野の肩を抱いて歩いた
「は、花沢類///なんかちょっと恥ずかしい…かな///」
だってこうしてないと、男達が牧野に寄って来るでしょ
「たまにはいいでしょ、こういうのも。牧野は俺の腰に手を回せば歩きやすいよ」
「う、うん///」
ククッ、そんな下向いてなくても
「牧野」
「な、なに///」
チュッ!
「わわわ///み、皆様の前で…」
「だって牧野が可愛い顔するからでしょ」
ククッ
俺もこんな所でわざわざ周りに牽制しなくてもよかったんだけど
あっ、そういえば…
「ねぇ~牧野、話があるんだけど…」
「エッ///話?」
「お~い!ラブラブしてないで早くおいでよぉ~!」
まったく…大河原はいつもうるさい
「後ででいいや、うるさいから行こ」
「う、うん///」