あきらから連絡もらって正直すっごくビックリした
クククッ、まさか牧野があの手紙に気がつくなんて
それもフランスに来てくれるって…俺と同じ気持ちだって事だよね
父さん、俺がフランスに行く前にした約束、守ってもらうよ
『類、お前の牧野さんへの思いはよく解った。だかな、牧野さんの気持ちがお前になければどうしようもないだろう。そうだな、もし…もしも牧野さんがお前に会いにフランスへ来たら、その時はお前の言う通りにしよう』
クククッ
早速手続きしてもらうよ、牧野のフランス留学
「花沢類!」
俺、やっぱり牧野にそうとうイカれてる
早く牧野を抱きしめたくて
クククッ、この俺が駆け出してるんだから
「牧野、会いたかった」
「は、花沢類///あ、あたしも…あっ、…んん…ん」
たった半年なのに牧野、また綺麗になったね
「も、もう!花沢類///いきなりキ、キスなんて…あ、あのね…花沢類…お願いだから、その天使の微笑みで見ないで…は、恥ずかしくって何も言えなくなっちゃうよ///」
チュッ!
「牧野、大好きだよ」
「は、花沢類///あたしも花沢類が大好き!え~と…あ、あの手紙を読んで、花沢類の顔を見て言いたくて…ヘヘッ、来ちゃった、フランス」
ホント牧野、あんた可愛いすぎ
もう絶対離さないよ
覚悟してね、牧野
~1時間後~
あの綺麗な秘書の人の事はただの秘書だっていうのは解った
どうしてもパートナー同伴じゃなきゃいけないパーティーで、仕方なく連れて行ったって事も
そして花沢類があ、あたしを好きな事も///
で、でもね…高級マンションのこのお部屋は一体?
「はい、牧野。これここの鍵だから」
はぁ~鍵ね…って!?
「ちなみに俺の部屋は隣だから」
ちょっと待って
まったく話が解らないんだけど…
「ねぇ~花沢類。今日はここに泊まるって事?で、でもあたし今日帰るつもりだし、それにわざわざお部屋を借りなくても…」
花沢類、な、なに笑ってるのよ
「クククッ、牧野ちゃんと手紙読んだよね?」
手紙?
手紙に何か書いてあったっけ
あっ…もしやホントに!?
「牧野が日本に帰るのは俺と一緒に三年後。留学の手続きはこっちでやるから、牧野は何も心配しなくていいよ」
帰るのは三年後?
留学?
「そ、そんな急に…それだし勝手に決めたら…」
「もちろん父さんは了承してるし、牧野のパパとママにもあきらから電話があった後、伝えておいたから。クククッ、飛行機代ももう払い済み」
は、花沢類…
毎日のように見てた夢からまさかこんな展開になるなんて…ホント想像出来なかったよ