みんなで旅行は楽しいけど、ん~やっぱり花沢類と初めての旅行だったから、ちょっと残念だったかな…
「牧野、どうしたの」
「ううん、何でもないよ!早く行こ」
「ククッ、今度は見つからないように内緒で行こうね」
「えっ、あ、うん///」
なんで解っちゃうのかな?
あ、あたし口に出してないよね!?
「牧野、ホントあんたって面白い」
「な、何で???」
何か変な事したかな、あたし…
「口に出さない時は、ククッ、顔と動作に出るから」
そ、そんな笑わなくたっていいじゃない///
「お~い、そこの2人!いちゃついてないで、早くおいでよ!!!」
「大河原、うるさい…牧野行こ」
花沢類があたしの手を取り、手を繋いで歩き出す
ホントこんなちょっとした事なんだけど、ものすごく幸せであたしはやっぱり花沢類が好きだなぁ~って思うんだよね///
「牧野、俺も大好きだよ」
エッ!?
なんで???
チュッ!
「真っ赤な顔して、俺の事見てたらすぐ解るでしょ」
ハハハッ///
そ、そうだよね///
「花沢類、あたしも大好きだよ」
チュッ!
「フフッ、お返し!」
うわぁ!
「は、花沢類、いきなり抱き締め…」
「牧野、今日すっごく可愛い・・・ホントどうしてあいつら来ちゃうんだろ」
「ははは花沢類、ほ、ほらみんなもう先に降りちゃったし、ははは早く行かないとね」
「じゃ~もう一回、牧野からキスしてくれたら離してあげる」
なななんでそうなるかな///
「してくれないの?」
で、でたぁ~
その目…花沢類ってホント意地悪だよ///
チュッ!
「そんなんじゃ、全然たりないよ」
う…ううん
今度は花沢類からの深いキス
なんかとろけちゃいそう…
「ククッ、じゃ~ホント行こ」
頭を軽く叩かれて、天使の微笑みをあたしに向ける
「うん、行こ///」
何度もキスしてるのに、天使の微笑みも見てるのに、慣れないって言うか…
ホントに毎回照れちゃう///
…
なんで?
どうしてそんな高級車で…
「つくし!早く乗りなよ」
ちょっと待って!
屋上露天風呂から見たあの温泉の中心に行くんだよね!?
それでどうしてリムジンなの???
「牧野、早く乗ろ」
「あああちょっと…」
あっ、ちょっと…
無理やり乗せられたけど…
「ねぇ~こんな高級車で行かなくても…」
「だってここから結構遠いし、めんどくさい」
めんどくさいって
花沢類、たしかお散歩好きだったでしょ…
「で、でもリムジンは…」
「行くならみんなで行った方がよくね」
ごもっともですが…他にも普通のワゴン車とかないんでしょうか?
「先輩、もしかして花沢さんと2人が良かったんですか?」
「そそそんな事ないわよ///」
「俺は2人が良かったけど」
花沢類!
なななにを言う///
「でもこんな大きな車、温泉街に入れるのかな…」
やっぱり優紀は違うよね、感覚が普通だもん!
「まぁ~行けるとこまで行って、入れなきゃそこから歩けばいいんじゃね」
「きっとそうなると思うよ、美作さん…」
「ねぇ~そんな事より、つくし!温泉まんじゅう食べようね♪」
「はいはい、滋さん…」
でもあんまり食べると、夕食食べれなくなっちゃうよ…
「まったく滋さんは…そんなだから、いつまでも彼氏が出来ないんですよ」
「だってせっかく来たのに食べないと!」
フフッ、滋さんらしい
「俺は絶対食べないからな」
「何だよ、総二郎。お前、甘いモン食べなれてるだろ」
「そう言うあきらこそ、甘いモン大丈夫じゃね」
「見たくもねぇ~」
「「つう事で俺らはパス」」
「花沢類はどうするの?」
「俺が甘いもの食べれると思う?」
ハハハッ、そうでした…
「じゃ~女の子達だけで」
「私も出来ればパスさせて頂きたいんですけど…」
「桜子はダメ!」
無理に決まってるじゃん
滋さんからは逃れられないよ…