あ、あたしは…
花沢類、あなたを失いたくない…
涙がポロポロ出てきて、止まらなくて…
花沢類が好きで、傍にいたくて
でもあなたとは未来がないの…
友達でいれば、花沢類の傍にずっといられるから…
でもあなたが…花沢類が好き
今だけ…
あたしは花沢類の胸に飛び込んだ
花沢類は優しくあたしを包んでくれる
「ごめんなさい…」
そう言ったあたしの頭を花沢類が優しく撫でる
「牧野は俺の事、嫌い?」
頭を横に振る
「俺は牧野の事、こうしてずっと抱き締めていたい」
あたしもずっと…
このままでいられたら…
「は…花沢類を…失いたく…ないの…」
あたしのいっぱい、いっぱいの言葉で答えた
あたしにキスを落とし、花沢類がきつく抱き締める
「牧野、愛してる…ずっと傍にいるから…心配する事はないから…俺の事、好きって言って」
花沢類…
あたし…
「花沢類が好き…」
う~うん…
あれ?
フカフカ…
何か暖かくて体が重い…
枕の下からニョキッと腕が出て…て!?
エッ?
あっ!
うわぁ///
「牧野うるさい」
「は、花沢類!!!」
そ、そういえば
あれから///
どどどどうしよう///
「牧野なに慌ててるの?まさか覚えてないとか…」
「い、いえ、ちゃんと覚えております///」
クククッ
なんで敬語?
ホント可愛いよね、牧野は
牧野を抱き寄せる
「もうちょっとこうしていて」
「う、うん///」
な、なんか恥ずかしい///
でも花沢類の温もりが心地いい
ホッとする・・・
あれ?
「ねぇ~ここ花沢類の部屋だよね?」
「そうだけど」
「机がある・・・パソコンも書類も沢山・・・」
あ~牧野に言ってなかったっけ
「本格的に花沢物産の仕事始めたからね」
「エッ?この間、少しだけって・・・」
「そうだっけ?」
「じゃ~あたしの勉強みてる場合じゃないじゃない!」
だから言わなかったのに
「大丈夫だよ、気にしないで」
「でも・・・」
「牧野に会えないと、仕事やる気なくなるし」
「は、花沢類///」
またそんな顔して・・・
チュッ!
「もう///で、でもなんで急に?」
「牧野を手に入れる為・・・かな」
「はい?」
「それと牧野が心配している事は既に解決済み」
「エッ?」
「父さんは認めているから、大丈夫だよって事」
「そ、それじゃ・・・ずっと一緒にいられるの?」
「うん」
「嬉しい~!」
って牧野・・・
いきなり抱きついて
俺達今、どういう状況か解かってる?
牧野が悪いんだよ
もう一回ね