Uneasiness⑦-3


「牧野、ただいま」

は、花沢類…

「類!帰ってくんなら連絡くらいしろよ」
「クククッ、牧野、驚かせようと思って…あれ、牧野大丈夫?」

うわぁ!
ななな///
顔、近いって///

「お、おかえりなさい、花沢類///」

ククッ
牧野、可愛い

チュッ!

ボッ!!!

「あっ///み、みんなの前で…」
「先輩、久しぶりなんですから遠慮なくどうぞ」

も、もう
桜子ったら///

「チッ!なんだよ、類、邪魔しにきたのかよ」
「クククッ、司が邪魔してるんでしょ」
「あぁ!?」

ウォッと!
このままじゃ…

「先輩、早く食べません?せっかくの料理が冷めちゃいますよ」

ナイス、桜子!

「あっ、そうだね!花沢類も座って」
「牧野の手料理久しぶりだね、嬉しいよ」

チュッ!

もう、花沢類ったら///
ウッゲッ!
なんでそんな怖い顔してんのよ、道明寺は…

「花沢類はそういう事しないの!道明寺もそんな顔で食べないで!」

まったく、もう…

「そういや~類、いきなり帰国して何か会社であったのか?」

そういえば
そうだよね…

「ん?何にもないけど」
「美作さん、先輩が心配だからに決まってるじゃないですか、ねぇ~花沢さん」
「そういう事」
「あぁ!?牧野の何が心配なんだ?」

ホント司も牧野と一緒
クククッ、牧野もやっぱり解ってないし

「司のせいでしょ」
「はぁ?俺は何にもしてねぇ~ぞ」

はぁ~
司って凄いよね、自覚がないんだからさ

「ふぁ~、俺眠い…牧野、膝枕して」
「エッ!?あっ…でも」
「牧野に会うのに殆ど寝てなかったんだから、それ位いいでしょ」
「あっ、うん///」
「ったく、なにベタベタしてんだよ!」

ベタベタって///
ただ、膝枕してるだけじゃない

「司、仕方ねぇ~だろ、1ヶ月ぶりに会ったんだからよ」
「俺様はもっと会ってねぇ~ぞ、あきら」
「なに言ってんだよ、司。司は牧野の彼氏じゃねぇんだから、会わなくても関係ないだろ」

うんうん
西門さんの言う通り!

「牧野!」
「は、はい!」
「俺様がわざわざ会いに来てんだ、少しはニコニコしろ!」

はい?
あんた、いきなりなに言ってんの

「何であたしがあんたにニコニコしなきゃなんないのよ!バッカじゃない」
「んだとぉ~!」
「もう司、うるさい」
「類が悪りぃ~んだろ!ひ、膝枕なんかしてベタベタすっから」
「あれ、司もしてもらいたいの?」
「ばっ、んなもんしてもらいたくねぇ~よ」

っていうか、そんな膝枕なんかで言い争いしなくても…

「2人共もういい加減にしとけって!牧野、ワイン持ってきたから飲もうぜ」

ん~
さすがは美作さん、気が利くよね!

「じゃ~ここ、片付けちゃうから先に飲んでて!今グラス持ってくる」
「つくしさん」
「あっ、加代さん」
「私どもが致しますので、つくしさんはグラスをお持ちになって下さい」
「で、でも…」
「せっかく類様がお帰りになられたんですからね!」
「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」
「ワインに合うおつまみを後でお持ちしますね、あと滋様用にケーキも」
「フフッ、お願いします」