F4ジュニア誕生②


次の日
朝食の時に父さん、母さんに報告をした

「ホントか?でかしたぞ、つくしさん!!!」

母さんは涙をながし、つくしに抱きついてる…

「そ、それでいつ産まれてくるんだ?」
「あ、5月中旬です///」
「よしよし!」
「私は女の子がいいわ!」
「いやいや、男の子が…」

2人共、すごく喜んでくれるのは嬉しいんだけど、俺達これから仕事だから…

「つくし、仕事いこ!」

俺とつくしが立ち上がると

「つくしさん、仕事なんて行っちゃダメよ!」
「仕事なんていいから、家でゆっくりしてなさい」

父さん、母さん
そんな事言っても無駄だよ
俺だって昨日、散々説得したんだから…

つくしが出来るだけ仕事は続けたいと懇願し、勝利をおさめ、ようやく会社に向かった
会社ではつくしに無理をさせない程度に仕事をしてもらい、一緒に家に帰ると…
山のようなベビー用品の数
つくしが目を点にして見てる

「父さん、母さん、早すぎ…」
「いや~しかしなぁ~」
「つくし、ビックリしてるじゃん」
「って言うか類も人の事言えないでしょうが!」

そう俺も…

外出先から戻る途中、おもちゃ屋の前を通ったら、うさぎのぬいぐるみが目にとまり、思わず買ってしまった

なんでうさぎかって…
そう俺は出来るなら、つくしそっくりな女の子が欲しい
あっ、でも、そうすると心配で心配でしょうがないかも…


検診の日
俺はつくしと一緒に病院へ行った
司のトコも、総二郎、あきらのトコもこの病院らしい
病院の待合室で2人で待ってると

「類って…」
「エッ?なに?」
「すっごく注目されてるよ…」

ふ~ん
俺には関係ないけど…

「か、看護士さんとかもわざわざ見に来るって感じだし…」
「別にいいじゃん、そんなの」

俺がわざとつくしの肩を抱き寄せると、つくしは真っ赤な顔をして俯いちゃったけど

「花沢さん!診察室へどうぞ」

つくしと共に入る
診察が始まって、お腹にエコーをあてると先生が

「う~ん?」

なに?
どうしたの?

「先生、なにか…あの」

つくしが心配そうに聞いた

「うん…」
「先生、どうかしたんですか?」

今度は俺が聞く

「あ~いえいえ、双子みたいですね!」
「「ハッ?」」
「初産で大変だろうけど頑張って産みましょうね」

そう言われ、病院を後にした

家に帰って父さん達に報告
次の日にはベビー用品が、
色違いで二つずつ用意されていた


つくしが5ヶ月に入った頃、

「類は男の子と女の子、どっちがいい?」

って聞いてきた
たしか司んトコは、男の子って言ってたっけ

「う~ん、無事に産まれてきてくれればどちらでもいいけど…女の子かな」
「フフフッ!」
「なに?」
「類の願いが叶いそうだよ」
「エッ?じゃ~2人とも女の子?」
「フフッ!男の子と女の子だって」

マジすごい…
つくし最強だね

「名前は男の子と女の子で類がつけてね!」