「先輩、ヘアーメイク終わりました?って…すっごく化けましたね」
ちょっと桜子!
「うわぁ~つくし、すっごくキレイだよぉ~!」
そ、そんな滋さんったらお世辞言っちゃって///
滋さんや桜子の方が、ずっとキレイじゃない
「ふ、2人はもうドレス来たんだ、早いね」
「先輩と違って慣れてますからね、着替え手伝い…先輩、昨日これありました?」
「エッ?なに」
アクアマリンとダイヤのネックレスとブレスレット!?
ネックレスは指輪とお揃いの形なんだけど…
「きっと類君からのプレゼントだよ!」
プレゼントって…あたし、昨日ピアスもらったばっかりなのに!?
コンコン
「つくしさん、西門様方がお見えになりましたが、お支度の方は…」
エッ、もう!?
「すみません、後少しです。すぐに行きますと伝えて下さい」
ひゃ~
い、急がなきゃ!
「先輩、そんか慌てなくても…せっかく整えた髪型が乱れちゃいますよ」
「ご、ごめん」
「先輩はじっとしてて下さい。私達がやりますから」
ハハハッ
なんか着せ替え人形みたいだよね
でもこんな素敵なドレス、あたしに似合うのか?
「最後にネックレスとブレスレットをして…はい、つくし出来たよ!どう?」
ふぇ!?
こ、これがあたし?
やっぱり桜子の言う通りだよ
すっごく化けすぎ…
「じゃ~行きましょうか」
「う、うん…桜子、滋さんありがと」
「おい、牧野どうしたんだよ、すっごい化けすぎ」
「へぇ~随分と変わるもんだな、女って怖え~よな」
そりゃ~
あたしだって鏡で見て、ビックリしたけどさ
お祭りコンビに言われるとなんかムカつく!
「う、うるさい!西門、美作」
「ククッ、牧野、すっごくキレイだよ」
は、花沢類///
チュッ!
「あ、ありがと///あと、このネックレスとブレスレットも///」
「ククッ、どう致しまして」
っていうか花沢類…
す、すっごくか、カッコいいんだけど///
「先輩、いつまでボォ~と花沢さんに見とれてるんですか?」
いや、まぁ~
ハハハッ…///
「牧野の事、誰にも見せたくないな」
エッ?
ビー玉の目が…
んん…ん
「おいおい、見せつけんなよ」
「ほら、類いつまでやってるんだよ、行くぞ」
は、花沢類///
あ、あの…
「牧野、絶対に俺の傍から離れないで」
「あっ…うん」
「じゃ~行こ」
「なぁ~毎年このパーティーってマスコミこんなすごかったか?」
ホントすごい…
空港の時よりもずっと…
さすがに道明寺財閥
色んな企業の偉い人達がいっぱい来るから…
「あきら君、私、前にパパと出た事があるけどこんなすっごくなかったよ」
「当たり前じゃないてすか。今回は注目の3人が揃うんですからマスコミだって張りきりますよ」
はい?
もしかしてあの週刊誌のせいって事!?
まさか…だよね
ポンポン
花沢類…
「牧野、大丈夫だから」
「うん…ありがと」
花沢類が傍にいてくれるから安心だよね
「あっ、そういえば、みんな悪いけど婚約の話はまだ内緒にしてて、色々うるさいから」
「「婚約?」」
あれ
総二郎達に言わなかったっけ?
「うん、その話は後でね、とりあえず早く車から出よ」