続きいいぞって言われても…
なんか、すっごく恥ずかしくなっちゃったよ///
「つくし、頑張って!つくしの正直な気持ちを言う、いいチャンスだと思う。類君もつかさも、どんな答えだろうが、みんなの前で言った事なんだから納得するんじゃないかな」
滋さん…ありがと
勇気が出たよ!
よし!
あたしらしく、みんなの前で堂々と…
あっ、ヤダ、また…
「先輩、なにガッツポーズなんてしてるんですか。もう早くして下さい。明日のパーティーの為に睡眠を取らなきゃいけないんですから」
はいはい
彼氏がいない桜子に、浮腫んだ顔でパーティーにかせないようにするって
「ホント悪りぃ~牧野、早くしてくれ!司、押さえるの限界に近い」
わ、解ったから、美作さん
「あの、え~とね、道明寺と距離をおいた後、もう一度自分の気持ちに向き合ってみたの。あたしは今、誰が好きなんだろうって。もしかしたら誰も好きじゃないのかもしれないって」
ホント自分の事なのに、解らなくなってた
道明寺にあたしの事だけ忘れさられて、そして海ちゃんが現れて…
その現実があまりにも悲しくて、辛くて
だから道明寺との事に一度区切りをつけて、見つめ直そうと…
あたしは本当に道明寺が好きなんだろうか
それとも…
「そして気づいたの。自分でも信じられなかった…同じ人をもう一度好きになるなんて…花沢類…」
ヤダ…どうしよう…
な、涙が溢れきて…
「花沢…類…あ、あたしは…あなたを…また好きに…なって…しまった…の…キャ!」
そんなきつく抱きしめたら痛いよ…花沢類
「牧野…嬉しいよ」
「花沢類…」
花沢類に抱きしめられると、ホント安心する
あたしの涙をそっと拭ってくれる指先
優しいキス
そしてあたしに向けるビー玉の目と、天使の微笑み
花沢類のすべてが大好き…
あたしはずっとあなたの…花沢類の腕の中にいたい
「道明寺…あたしは今まで支えてくれたからって、同情で花沢類の傍にいるワケじゃない。あたしが花沢類を好きで傍にいる事を選んだの」
牧野…本気で類が好きだって事か
「もし…もしも俺が記憶をなくさなかったら、類に気持ちがいくなんて事はなかったかもな」
「それは解らない…でも道明寺といる時も花沢類がいつも傍にいてくれて、きっとあたしは花沢類から離れられなかったと思う」
そうだったな
俺様と牧野が付き合っていたにもかかわらず、類のヤツ、牧野を支えてたっけな
認めたくはねぇ~が、いつかはやっぱり牧野は、また類に惚れちまった
いや、きっと初めから類の事が好きだったんだろう
もしかすると、同情で付き合ってくれていたのは、情けねぇ~が俺様の方だったのかもしんねぇ~な
「納得はしたくねぇ~が、牧野の気持ちは解った」
「おっ!司、とうとう牧野を諦める決心が出来たか」
「ありがと、道明寺…それとホントごめんなさい」
「ふん!俺様はまだ諦めるとは言ってねぇ~ぞ。俺はしつけぇ~んだ!牧野が結婚するまでは、ぜってぇ~諦めねぇからな!いいか、覚えておけよ、類」
あっ、そういえば
プロポーズの返事、まだもらってないけど…
「ねぇ~牧野」
ヒャ~///
は、花沢類、急にそんな顔覗き込まないでよ///
「な、なに?花沢類///」
「クククッ、牧野、顔真っ赤。可愛い」
なっ
もう、花沢類ったら///